日本は高温多湿な気候で夏はジメジメ、冬は結露で悩むことが多いと思いますが、部屋の壁に貼ると湿気やニオイ対策が出来るエコカラットはDIYで施工することが可能です。
最近は新築マンションでエコカラットの施工をしてもらえるようで人気のオプションになっているようです。
新築マンションでなくても、貼るだけで部屋のプチリフォームが出来るので、施工方法について紹介したいと思います。
Contents
エコカラットの効果
調湿
湿度が高いと湿気を吸収し、低いと吐き出します。
これが目的でエコカラットを施工する方が多いと思います。
我が家は北側の部屋の結露がひどく、カビまで生えるので調湿機能を期待して施工しました。
脱臭
タバコやペットなどの生活臭を脱臭します。
タバコを吸うご家庭や、トイレなんかで効果を発揮するのではないでしょうか。
有害物質フリー
体に有害な物質を吸収します。
毎年季節的なもので春から秋にかけてアレルギー鼻炎に悩まされていたのですが、エコカラット施工後はアレルギーに悩まされることがなくなりました。
たまたま同じタイミングで10年以上悩んでいたアレルギー鼻炎が治った可能性もありますが、有害物質を吸収すると謳っていますのでアレルギー鼻炎に対してもなんか効果があるかもしれません。
費用
接着剤などがセットになったもので1㎡1万円ぐらい~です。
デザインによって値段はかなり違います。
必要な道具が分かっている場合はバラで買っても良いでしょう。
施工について
専用の接着剤で壁に貼ります。
貼り方はお好みで。
施工難易度
1人で十分出来ますが、手が汚れますので道具を取ったりするのに助手がいたほうが捗るでしょう。
作業は大体1平米1時間弱ぐらいで出来ます。
必要な道具
施工方法によって必要な道具は変わりますが、大体以下のものがあれば大丈夫です。
エコカラット
これが無いと始まりません。
部屋の雰囲気に合わせて好きなエコカラットを選べば良いと思います。
スーパーエコぬーる
エコカラット専用の接着剤です。
バケツタイプの大きなものもありますが、1部屋程度でしたらチューブ式のほうが使いやすいと思います。
コテ
接着剤を塗るのに必要です。
櫛形のコテが使いやすいです。
マスキングテープ
不要な箇所に接着剤がつかないようにマスキングする必要があります。
目印としても使いますので必ず用意しましょう。
水平器
壁の一部に貼る場合は傾いてつけてしまうと非常に悲しい思いをしますので、水平器は用意しましょう
メジャー
適当に貼ると後で困ったことになります。
ちゃんと貼るサイズを測った上で作業に取り掛かりましょう。
タッカー
壁紙を補強する際に必要です。
新聞紙
ビニールとかでも良いですが、床や壁の養生用に用意しましょう。
養生しないと思わぬ所に接着剤が付いたりしますよ。
壁紙の処理
DIYで施工されている方でも壁紙を剥がす派と剥がさない派があるようですが、プロに依頼すると剥がすようです。
我が家は壁紙がしっかり壁に張り付いているのを確認した上で、壁紙は剥がさずに施工しました。
剥がさないメリット
エコカラットと壁紙の境目が綺麗(何もしていないので当然ですが)に施工できることです。
実は壁紙を剥がす時にうまく剥がれなかったらどうしようといった心配があって剥がさずに貼りました。
剥がさないデメリット
エコカラットの重みで壁紙ごと剥がれ落ちる可能性があります。
我が家では剥がれるようなことはありませんが、本来はタッカーを使って補強ぐらいはした方が良いです。
エコカラットの種類
いろんなデザインがあり迷いますよね。
一番難しいのはどういうデザインで貼るか決めることだと思いますが、DIYで好きに貼ることが出来るので楽しみながらデザインすれば良いと思います。
どうしても決められない場合はLIXILのショールームに行けばエコカラットの展示をしていますし、分厚いカタログとサンプルも少し分けてもらえますのでイメージし易くなりますよ。
エコカラット
普通のエコカラットです。
種類が豊富です。
貼る面積が多い場合や水に濡れる心配がない所ではこちらの方が経済的です。
エコカラットプラス
ノーマルよりすべての性能がアップしています。
その分お値段もアップしています。
トイレや洗面所等の狭い空間で使うのが良いのではないでしょうか。
結露の多い部屋もこちらが良いと思います。
我が家の施工状況
カッセを窓側一面に施工しました。
色はコットベージュです。
小さいエコカラットですので加工せずに使うのが容易です。
今はベッドを置いたので写真が撮れないのですが、窓の反対側と梁の部分にも貼ったので、レンガの部屋っぽい雰囲気になりました。
注意点
調湿
沢山貼らないと結露は無くなりません。
もちろん効果はありますので結露自体は少なくなります。
我が家では窓側壁一面に施工しましたが結露は完全に無くなりませんでした。
でもカビの発生は抑えることが出来ましたよ。
エコカラットの加工
施工場所によってはエコカラットを加工する必要があります。
カッターがあれば加工できますが、うまく割ることが出来ずに欠けてしまうこともあります。
慣れない内はできるだけ加工せずに貼るようデザインした方が良いです。
DIYに自信がある方はどんどん加工しちゃって下さい。
接着剤
施工するところ以外に接着剤が付いた場合はすぐに拭き取ってください。
すぐであれば綺麗に拭き取れます。
固まってからだと除去するのが難しいのできちんと養生した方が良いです。
まとめ
簡単に施工できますので、DIY初心者でもチャレンジしやすいです。
どうしてもDIYの自信がなければLIXILのショールームで施工業者を紹介してもらえると思います。
エコカラットは機能が優れていますが、デザインも種類が多く部屋の雰囲気を変えるのに最適です。