基本的にはコンテンツビューワとしているiPadですが、iPad Pro10.5購入を機にサーバのメンテナンスもこれでやってみたくなりました。
Contents
利用環境
今回はこんな感じの環境でiPadが利用できるかについて書いてみたいと思います。
サーバ
VPSを利用し通常はSSHで接続します。
OSはFreeBSDを想定しますが、Linuxでも同じでしょう。
(この記事にはOSに依存した内容は含まれません)
iPad
セルラーモデルのiPad Pro10.5を使います。
キーボードはSmart Keyborad(英語版) 高かった・・・
10.5インチ用に日本語キーボードが発売されましたが、昔から英語キーボードを使っているので無条件に英語キーボードを購入。
巷では日本語キーボードが絶賛されていますので、こだわりが無ければ日本語キーボードが良いでしょう。
クライアントソフト
フリーのターミナルソフトを使っていましたが、日本語入力に難がある為、有料ソフトのPromptを購入。
SSHで繋いで何をするか
主にvimでスクリプトを書いたり、設定をいじったり、ログを確認したり。
メリット
何と言ってもどこでもサーバがメンテナンス出来る。
ノートパソコンを持ち歩く習慣は無いけど、iPadは長年どこへ行くにも持ち歩いています。
持ち慣れた端末でサーバがメンテナンス出来るのはとても便利です。
デメリット
色々あります。
キーボード
Smart Keyboardにはescがありません。
Vimを使う上でescが無いと非常に困ったことになります。
一応、画面上にescが表示されますが、キーボードを使っていると画面をタッチするのは結構遠く感じるので、正直使いにくいです。
但し、なんとなく慣れてきたので、使い続ければ問題ないかもしれません。
まあ、escを押さないようにカスタマイズした方が良いとは思うけど、escを押すのに慣れちゃってるんで今更矯正するのは難しいですねえ。
bluetoothキーボードであればescもあるので全く問題ないと思います。
OS
実質シングルタスク。
例えばPromptを使っているときにちょっと調べ物をしたくなってSafariを起動したとします。
Prompt2はバックグラウンドに移動しますが、しばらくはセッションを維持しようと頑張ります。
しかし数分でセッションが切れてしまいます。
そうなると再接続する必要があるので面倒くさいです。
一応回避方法があって、Split ViewでPromptの画面を少し表示しておけば、他のアプリを使っていてもセッションは維持されます。
但し、その分画面が狭くなるので、視認性が下がります。
12.5インチのiPadなら全く問題なく使えると思います。
まあバックグラウンドにアプリが移動して問題があるのはSSH接続ぐらいでしょう。
他のアプリなら全く問題無いでしょうし、iOSの設計に問題があるとは思っていません。
VPSのコンソールのキー配列
なんらかの問題が発生したときにVPSのコンソール機能を使うことになるのですが、キー配列を日本語にしています。
この状態でiPadの英語キーボードから操作するとキー入力がめちゃくちゃなので、まともに操作できません。
すべてのキーボードを英語配列にすれば問題無いのですが、色々事情がありそういう訳にも行かないので。
もちろんすべて日本語配列、英語配列で揃えることができれば問題ありません。
まとめ
正直な所、メリットがほとんどありません。MacBookとか持ち歩いたほうが100倍楽です。
ターミナルソフトの選択肢の少なさが全てを物語っていると思われます。
操作自体は一応なんとかなるレベル。SSH端末なんかに使わずにブログの記事を書いたりするのに使った方が良いでしょう。
普段は電子書籍を読んだりすることに使うことが多いので、おまけでサーバに接続できると思えばありかなって感じです。
iOS11でデメリットが解消できたらいいな。