端末購入の補助が無くなり実質の値上げとなった。

国の方針により携帯電話購入時の補助(ドコモだと月々サポートですね)が無くなりました。
補助によるコストを削減することにより偉い人に言わせると通信費は4割下がるとのこと。

ちょうど今の契約が2年経ち見直しの時期に来ているのでキャリアのシミュレーションを使いどの程度安くなるのか試してみました。
シミュレーションの条件は大体以下のような感じ。

・キャリアはドコモ
・見直し回線数4回線
・旧プランは10GBのシェアプラン(7回線で共有)
・毎月10GBをほとんど使い切る
・新プランはギガライト

残りの2回線は奥さんの実家の回線で、1回線は今年端末購入サポートで購入したので除外します。
結果は現在15000円かかっていたのが13000円になるとのこと。
(金額がアバウトで申し訳ない)

これだけだと2000円値下げやんってなるのですが、全然4割削減できてないですね。
当然プランにより削減額は変わるのでしょうが、我が家の使い方では話にならない。
旧プランの15000円には端末の割賦料金も含まれているので、純粋な通信料金で考えると1000円ぐらいしか安くなっていないです。(涙)

それでも値下げになっているからええやんって思いたいのですが、値下げ後のコストには端末の費用が全く含まれていません。
スマホ(我が家ではiPhone8を使っています)が永遠に使えればずっと値下げの恩恵を得ることができますが、当然寿命はやってきます。
以下のような条件で買い替えコストを含んだ費用(削減額)を考えてみます。

・スマホの寿命を4年とする
・4年使用することにより売却価値は0円とする
・買い替えコストはとりあえず7万円とする
・端末台数は4台とする(家族分)
・旧プラン・新プラン差額の2000円で計算(月々サポートを利用した旧プラン端末費込み)

2000円x4年≡96000円

4年で96000円削減されますね。
スマホ代はどうでしょう?

70000円x4台≡280000円

旧プランと新プランの差額は

96000円-280000円≡-184000円

なんでこうなる?
どう考えても値下げにならん!!

パケットを節約して一番安いプランを維持できればもう少し値上げ幅を減らすことが出来るんでしょうが、そんなことで本当に日本は大丈夫なのでしょうか?

まあ現状を憂いても仕方が無いので我が家はMVNOへ移動することにします。
今より通信速度等のサービスレベルを下げることによりなんとか今のコストを維持する方針です。
ドコモのスマホお返しプログラムを使う手もありますが、月々サポートと比べると安くはならないですね。
3年使うと定価で買うのと同じやし。

4割削減とはなんだったのか?
通信を全くしないライト層は端末がちょっと壊れようがOSのサポートが切れようが使い続けると思うので、そのような利用者には恩恵があると思いますが、それでよしとすればやはり日本の将来が不安になります。
たぶん今のプランのまま使い続ける人も多いと思います。そういうユーザーは新しいプランが出てもどうしたら良いのか分からないので(そもそも新しいプランが出ても知らない)何もしないのです。
日本がIT後進国になるようなやり方を国が中心となって進めている・・・この政策ははっきり言って愚策だと思います。



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